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Showing posts from September, 2022

Lady Wynwood #7 early release Kickstarter

I worked on my first Kickstarter and it got approved! It’s for the Special Edition Hardcover of Lady Wynwood’s Spies, volume 1: Archer and the release of Lady Wynwood’s Spies, volume 7: Spinster. I contacted my graphic designer about the Special Edition Hardcover of vol. 1: Archer—it’s going to be SO beautiful! The Kickstarter focuses on the Special Edition Hardcover, but it’ll also include vol. 7: Spinster so that it’ll sort of be like a launch day for vol. 7, too. A third special thing that’ll be in the Kickstarter is Special Edition Paperbacks of all the books in the series. They won’t be available in stores, just in the Kickstarter (and later, from my website, and also in my Patreon book box tiers if I decide to do them). The Kickstarter is not live yet, but you can follow it to be alerted when it has launched. (You may need to create a free Kickstarter account.) Follow Camy’s Kickstarter

ひとり寿司第22章パート4

「ひとり寿司」をブログに連載します! ひとり寿司 寿司シリーズの第一作 キャミー・タング 西島美幸 訳 スポーツ狂のレックス・坂井 —— いとこのマリコが数ヶ月後に結婚することにより、「いとこの中で一番年上の独身女性」という内輪の肩書を「勝ち取る」ことについては、あまり気にしていない。コントロールフリークの祖母を無視するのは容易だ —— しかし、祖母は最終通告を出した —— マリコの結婚式までにデート相手を見つけなければ、無慈悲な祖母は、レックスがコーチをしている女子バレーボールチームへの資金供給を切ると言う。 ダグアウトにいる選手全員とデートに出かけるほど絶望的なわけではない。レックスは、バイブルスタディで読んだ「エペソの手紙」をもとに「最高の男性」の条件の厳しいリストを作った。バレーボールではいつも勝つ —— ゲームを有利に進めれば、必ず成功するはずだ。 そのとき兄は、クリスチャンではなく、アスリートでもなく、一見何の魅力もないエイデンを彼女に引き合わせる。 エイデンは、クリスチャンではないという理由で離れていったトリッシュという女の子から受けた痛手から立ち直ろうとしている。そして、レックスが(1)彼に全く興味がないこと、(2)クリスチャンであること、(3)トリッシュのいとこであることを知る。あの狂った家族とまた付き合うのはごめんだ。まして、偽善的なクリスチャンの女の子など、お断り。彼はマゾヒストじゃない。 レックスは時間がなくなってきた。いくら頑張っても、いい人は現れない。それに、どこへ行ってもエイデンに遭遇する。あのリストはどんどん長くなっていくばかり —— 過去に掲載済みのストーリーのリンクはこちらです。 *** ********** (「さようなら」を言う時が来た) レックスは、古いオーク製のドアに付けられた変なドアノッカーの形、歪んだ窓、たるんだ屋根の輪郭を目に焼き付けた。大学生の時に三人のいとこと一緒に住んだ貸家と、ほんの少しの間、一人だけで住んだコンドミニアム——そこでの暗い記憶——を除けば、この家だけだった。母はここで亡くなった。もう一度、母をそこに置き去りにするような気がした。 ビーナスがトランクをバタンと閉めた。「これで全部?」 「うん、お父さんが収納ユニットを買って、残...

I joined Sweet Romance Reads!

I just joined Sweet Romance Reads, a group of authors who all write sweet romances in a variety of sub-genres. I’m friends with several of the authors from my days writing for Harlequin/Love Inspired, so it’s nice to be able to join their group. If you’re on Facebook, this is their Facebook page , and this is their Facebook group . I posted my introductory post yesterday on the Sweet Romance Reads blog (Blogger), where I listed three strange things about me. Click here to read the post, and tell me three strange things about you!

ひとり寿司第22章パート3

「ひとり寿司」をブログに連載します! ひとり寿司 寿司シリーズの第一作 キャミー・タング 西島美幸 訳 スポーツ狂のレックス・坂井 —— いとこのマリコが数ヶ月後に結婚することにより、「いとこの中で一番年上の独身女性」という内輪の肩書を「勝ち取る」ことについては、あまり気にしていない。コントロールフリークの祖母を無視するのは容易だ —— しかし、祖母は最終通告を出した —— マリコの結婚式までにデート相手を見つけなければ、無慈悲な祖母は、レックスがコーチをしている女子バレーボールチームへの資金供給を切ると言う。 ダグアウトにいる選手全員とデートに出かけるほど絶望的なわけではない。レックスは、バイブルスタディで読んだ「エペソの手紙」をもとに「最高の男性」の条件の厳しいリストを作った。バレーボールではいつも勝つ —— ゲームを有利に進めれば、必ず成功するはずだ。 そのとき兄は、クリスチャンではなく、アスリートでもなく、一見何の魅力もないエイデンを彼女に引き合わせる。 エイデンは、クリスチャンではないという理由で離れていったトリッシュという女の子から受けた痛手から立ち直ろうとしている。そして、レックスが(1)彼に全く興味がないこと、(2)クリスチャンであること、(3)トリッシュのいとこであることを知る。あの狂った家族とまた付き合うのはごめんだ。まして、偽善的なクリスチャンの女の子など、お断り。彼はマゾヒストじゃない。 レックスは時間がなくなってきた。いくら頑張っても、いい人は現れない。それに、どこへ行ってもエイデンに遭遇する。あのリストはどんどん長くなっていくばかり —— 過去に掲載済みのストーリーのリンクはこちらです。 *** ********** 父に白い封筒を渡される前から、レックスの心臓は張り裂けていた——冷たい日本海で真っ二つに分かれる氷河のように、耳をつんざくような鋭い音がする。 (あなたを、ワサマタユ・スポーツクラブの男女混合および女子バレーボールチームに受け入れます……) その手紙にきちんと折り目をつけて、封筒の中に戻した。そして、膝を上げて横になっているソファの隣に置かれた、コーヒーテーブルに手紙を落とした。 彼女の入部を伝えるために、その日の午前中、ダレンから電話があった。 「ダレ...

ひとり寿司第22章パート2

「ひとり寿司」をブログに連載します! ひとり寿司 寿司シリーズの第一作 キャミー・タング 西島美幸 訳 スポーツ狂のレックス・坂井 —— いとこのマリコが数ヶ月後に結婚することにより、「いとこの中で一番年上の独身女性」という内輪の肩書を「勝ち取る」ことについては、あまり気にしていない。コントロールフリークの祖母を無視するのは容易だ —— しかし、祖母は最終通告を出した —— マリコの結婚式までにデート相手を見つけなければ、無慈悲な祖母は、レックスがコーチをしている女子バレーボールチームへの資金供給を切ると言う。 ダグアウトにいる選手全員とデートに出かけるほど絶望的なわけではない。レックスは、バイブルスタディで読んだ「エペソの手紙」をもとに「最高の男性」の条件の厳しいリストを作った。バレーボールではいつも勝つ —— ゲームを有利に進めれば、必ず成功するはずだ。 そのとき兄は、クリスチャンではなく、アスリートでもなく、一見何の魅力もないエイデンを彼女に引き合わせる。 エイデンは、クリスチャンではないという理由で離れていったトリッシュという女の子から受けた痛手から立ち直ろうとしている。そして、レックスが(1)彼に全く興味がないこと、(2)クリスチャンであること、(3)トリッシュのいとこであることを知る。あの狂った家族とまた付き合うのはごめんだ。まして、偽善的なクリスチャンの女の子など、お断り。彼はマゾヒストじゃない。 レックスは時間がなくなってきた。いくら頑張っても、いい人は現れない。それに、どこへ行ってもエイデンに遭遇する。あのリストはどんどん長くなっていくばかり —— 過去に掲載済みのストーリーのリンクはこちらです。 *** ********** レックスは、それを一人でやるはずではなかった。トリッシュは、謝罪とともに、本当は負傷中のいとこの役に立ちたかったのだと言って抗議した直後に、また彼女を失望させたのだ。 MRIセンターの入り口で、レックスは震える息を吸い込んだ。(大丈夫、一人でも)松葉杖を使いながらガラスのドアを開けるために、横方向に飛ばなくてはならなかったが、職場でキュービクルの間を行き来するうちに、松葉杖の使い方がかなり上手くなった。レックスを降ろしたタクシーは、割り込ませてくれた二台の車に対し二...

How can I pray for you?

Photo credit: lalalime.blogspot.com 日本語訳は下をご覧ください。 Thank you for all your prayers for my health! My IBS has been getting better as I get a better understanding of what I can and cannot eat. My diet is depressingly bland and lacking in variety, but it’s been keeping my pain to a minimum. As I write this, I’m occasionally still having small flares of pain at random times throughout the day, but it’s not too severe or constant, praise God! Because my IBS pain has lessened, I’ve been able to exercise every day. I also started trying out dictation for writing my fiction, and I’ve been able to walk and dictate. So I’ve been able to work while exercising! That rocks! Please continue to pray for my health! I would like to be able to release more books in the coming months! Lord, thank You for being real and present with us in the midst of troubles. Thank You for how Your presence can help us feel peace in our circumstances. I pray for Your grace over all of us. I pray that we can...

ひとり寿司第22章パート1

「ひとり寿司」をブログに連載します! ひとり寿司 寿司シリーズの第一作 キャミー・タング 西島美幸 訳 スポーツ狂のレックス・坂井 —— いとこのマリコが数ヶ月後に結婚することにより、「いとこの中で一番年上の独身女性」という内輪の肩書を「勝ち取る」ことについては、あまり気にしていない。コントロールフリークの祖母を無視するのは容易だ —— しかし、祖母は最終通告を出した —— マリコの結婚式までにデート相手を見つけなければ、無慈悲な祖母は、レックスがコーチをしている女子バレーボールチームへの資金供給を切ると言う。 ダグアウトにいる選手全員とデートに出かけるほど絶望的なわけではない。レックスは、バイブルスタディで読んだ「エペソの手紙」をもとに「最高の男性」の条件の厳しいリストを作った。バレーボールではいつも勝つ —— ゲームを有利に進めれば、必ず成功するはずだ。 そのとき兄は、クリスチャンではなく、アスリートでもなく、一見何の魅力もないエイデンを彼女に引き合わせる。 エイデンは、クリスチャンではないという理由で離れていったトリッシュという女の子から受けた痛手から立ち直ろうとしている。そして、レックスが(1)彼に全く興味がないこと、(2)クリスチャンであること、(3)トリッシュのいとこであることを知る。あの狂った家族とまた付き合うのはごめんだ。まして、偽善的なクリスチャンの女の子など、お断り。彼はマゾヒストじゃない。 レックスは時間がなくなってきた。いくら頑張っても、いい人は現れない。それに、どこへ行ってもエイデンに遭遇する。あのリストはどんどん長くなっていくばかり —— 過去に掲載済みのストーリーのリンクはこちらです。 *** 22 レックスが片方の腕をビーナスの首に回して車に乗り込む間、エイデンは、前のドアを開けて押さえていた。かわいそうにビーナスは、身長の差があるために老女のようにかがまなくてはならない。 レックスは黙ったままだった。家に運び込まれ、たるんだソファに倒れ込んだ。呼吸は荒く、痛みのために顔が歪まないよう努力した。ジェニファーは、レックスの膝を楽にするためにベッドルームから枕を二つつかんで居間へと急いだ。 普段の二倍の大きさに腫れ上がった膝を見つめた。また涙が出てきた。 ジェニファーがエ...

Lady Wynwood's Spies, volume 4: Betrayer - Chapter 2a

I’m posting an excerpt of Lady Wynwood’s Spies, volume 4: Betrayer ! Part four in a Christian Regency Romantic Adventure epic serial novel with a supernatural twist Beleaguered spies Lady Wynwood’s team of spies are trying to heal from the physical and mental wounds recently dealt to them. However, their investigation into Apothecary Jack’s mysterious group has turned up only a few strange, disjointed clues, and the dangerous Root elixir continues to circulate in the London underbelly. It is only a matter of time before the Root is sold to Napoleon, which would give him overwhelming dominance in the war. Sudden threats Then Laura, Lady Wynwood, is unexpectedly attacked by a man she had trusted. Although Phoebe and her household staff manage to protect her, her life is now in danger and she must go into hiding. Dangerous mysteries Laura uncovers more secrets kept by her late husband that shed illumination on his enigmatic mistress, Bianca. In the meantime, the team follows...

ひとり寿司第21章パート3

「ひとり寿司」をブログに連載します! ひとり寿司 寿司シリーズの第一作 キャミー・タング 西島美幸 訳 スポーツ狂のレックス・坂井 —— いとこのマリコが数ヶ月後に結婚することにより、「いとこの中で一番年上の独身女性」という内輪の肩書を「勝ち取る」ことについては、あまり気にしていない。コントロールフリークの祖母を無視するのは容易だ —— しかし、祖母は最終通告を出した —— マリコの結婚式までにデート相手を見つけなければ、無慈悲な祖母は、レックスがコーチをしている女子バレーボールチームへの資金供給を切ると言う。 ダグアウトにいる選手全員とデートに出かけるほど絶望的なわけではない。レックスは、バイブルスタディで読んだ「エペソの手紙」をもとに「最高の男性」の条件の厳しいリストを作った。バレーボールではいつも勝つ —— ゲームを有利に進めれば、必ず成功するはずだ。 そのとき兄は、クリスチャンではなく、アスリートでもなく、一見何の魅力もないエイデンを彼女に引き合わせる。 エイデンは、クリスチャンではないという理由で離れていったトリッシュという女の子から受けた痛手から立ち直ろうとしている。そして、レックスが(1)彼に全く興味がないこと、(2)クリスチャンであること、(3)トリッシュのいとこであることを知る。あの狂った家族とまた付き合うのはごめんだ。まして、偽善的なクリスチャンの女の子など、お断り。彼はマゾヒストじゃない。 レックスは時間がなくなってきた。いくら頑張っても、いい人は現れない。それに、どこへ行ってもエイデンに遭遇する。あのリストはどんどん長くなっていくばかり —— 過去に掲載済みのストーリーのリンクはこちらです。 *** 「で、レックス、どんな仕事してるの?」あまりに上辺だけの陽気さは、バーニーの映画のように聞こえる。 彼を正面からにらみつけて、ピシャリと言った。「やめてくれる? どうせ私の祖母があなたのお母さんに——」 「母じゃなくて、実は叔母」 レックスは肩をすくめ、ブラックビーンズ・ソース味の鶏肉まで戻った。 「じゃあ、隠しごとはもう何もないんだから……」ゲッコウの声はさらに強引、さらに不快になった。「正直に言うとさ。ゲームのチケットが欲しいんだよね」ゲッコウは、何か知的なことを言ったかの...