Skip to main content

「戌年」連載小説 第8章

キャミー・タング著「戌年」連載小説 プロのドッグトレーナーであるマリ・ムトウは、厄年を迎えている。 犬小屋と訓練所の改築をしながら、いつも不服そうにしている家族と同居することになった。母と姉に言わせれば、犬の毛とよだれかけにまみれる仕事は、家族にとって恥ずべきものだという。彼女は元カレを説得し、数ヶ月間犬を預かってもらうことにした。しかし、彼の兄は、数週間前に彼女が誤って車に追突した、怒り狂ったセキュリティ専門家であることが判明する。 アシュウィン・ケイトウは十分な問題を抱えている。叔母が玄関先に現れ、同居を希望している。彼は彼女にすべてを借りているので、断ることができません。母親が家を出て行った後、ネルおばさんはアシュウィンと弟を引き取り、愛のあるキリスト教の家庭で育てた。しかも、弟のダスティもアパートを追い出され、居場所を求めている。しかし、彼は犬を飼っている。そして、その犬の飼い主は誰だと思いますか? しかし、旧友でオアフ島のノースショアでデイスパを経営する私立探偵のエディサ・ゲレロから依頼を受ける。マリの施設で奇妙な破壊行為があり、3年前に失踪したエディサの妹の財布を発見する。エディサはマリが危険な目に遭っているのではと心配する。警備の専門家であるアシュウィンがすでにマリを知っていることを知ったエディサは、忙しい若い女性を密かに監視することを彼に依頼する。 アシュウィンは、活発でのんびりとしたドッグトレーナーに不本意ながら惹かれていく。彼女は、幸せそうな母親を思い出させる。その母親の裏切りによって、彼は人と距離を置くようになったのだ。マリは、アシュウィンの冷たい外見を見抜き、彼が家族に忠実な男であることを認める。彼は、彼女のキャリア選択を批判するだけの母親や姉とは違う。 マリのバラバラな家庭とアシュウィンのバラバラな家庭の中で、過去を隠そうとする人たちから、彼らの周りに危険が迫ってくるようになる。彼らは、影で動く秘密に光を当てることができるのか? 過去に発表されたパートへのリンクはこちら。 *** 第8章 - 恐ろしくも真っ白な不動産書類 『みんな仲良くできないのかな?』 マリは無用に力を込めて箱に本を投げ入れた。最近、なぜ彼女は人生の中で全員と言い争いをしているのだろう?もしかすると、これは本当に悪いアイデア

ひとり寿司第6章パート1




「ひとり寿司」をブログに連載します!


ひとり寿司



寿司シリーズの第一作

キャミー・タング

西島美幸 訳

スポーツ狂のレックス・坂井 —— いとこのマリコが数ヶ月後に結婚することにより、「いとこの中で一番年上の独身女性」という内輪の肩書を「勝ち取る」ことについては、あまり気にしていない。コントロールフリークの祖母を無視するのは容易だ —— しかし、祖母は最終通告を出した —— マリコの結婚式までにデート相手を見つけなければ、無慈悲な祖母は、レックスがコーチをしている女子バレーボールチームへの資金供給を切ると言う。

ダグアウトにいる選手全員とデートに出かけるほど絶望的なわけではない。レックスは、バイブルスタディで読んだ「エペソの手紙」をもとに「最高の男性」の条件の厳しいリストを作った。バレーボールではいつも勝つ —— ゲームを有利に進めれば、必ず成功するはずだ。

そのとき兄は、クリスチャンではなく、アスリートでもなく、一見何の魅力もないエイデンを彼女に引き合わせる。

エイデンは、クリスチャンではないという理由で離れていったトリッシュという女の子から受けた痛手から立ち直ろうとしている。そして、レックスが(1)彼に全く興味がないこと、(2)クリスチャンであること、(3)トリッシュのいとこであることを知る。あの狂った家族とまた付き合うのはごめんだ。まして、偽善的なクリスチャンの女の子など、お断り。彼はマゾヒストじゃない。

レックスは時間がなくなってきた。いくら頑張っても、いい人は現れない。それに、どこへ行ってもエイデンに遭遇する。あのリストはどんどん長くなっていくばかり ——

過去に掲載済みのストーリーのリンクはこちらです。

***




「コンドミニアム探しに行かなきゃ」レックスはチャンキーモンキー・アイスを一口食べ、傷ついたオーク製のコーヒーテーブルに足を伸ばした。

トリッシュは、チェリーガルシア・アイスの隅から見上げた。「え、どうして?」

「計画変更よ」居間に置かれた、光沢のないオレンジ色とにごった茶色のソファの上に落ちてしまった一滴のアイスクリームをこすった。

「キンムンがあなたの最初の作戦だったの? 大した作戦じゃないわね」

レックスは、しばらく怒りがおさまらないだろうと思っていた。本当に、そんなに早く失恋から立ち直れるものだろうか?「幻を見てたんだと思う。それか、理想を追いかけてただけ」

トリッシュはまたアイスクリームにかぶりついた。「どうしてコンドミニアムなのよ? お金を貯めてるのは知ってたけど、プレイオフの遠征のためにそのお金が必要になるんじゃない?」

「まだ足りない、チーム全体ではね。それに、誰かスポンサーになってくれる人がいる、って信じてる。電話を折り返してくれさえすれば」レックスは、音が鳴らない電話をにらみつけた。

「大金だもんね」トリッシュはさくらんぼを引っ張って出した。

「ボーイフレンド探しも続けなきゃ」

「ボーイフレンドは要らないって。誰でもいいから、マリコの結婚式に連れて来ればいいわ」

「おばあちゃんの期待は、一回限りのデート相手じゃなくて、ボーイフレンド。あの人は、恋人同士のようなそぶりをするかどうかを調べるの」レックスは、たるんだソファのスプリングの上でお尻をずらした。

「誰を連れてったって、おばあちゃんはその彼のことで何か文句を言うに決まってる。でしょ?」

「どういう意味? 私が恋愛してるってだけで興奮するわ。きっとその彼を好きになる」

「賭ける? マリコの時と同じよ。背が低い、背が高い、痩せ過ぎ、太り過ぎ、日本人じゃない、中国人じゃない、ってね。マリコはいつもやり込まれてた」

「まあ、マリコの場合は可哀想なぐらいどうしようもないデート相手だったもんね」

「おばあちゃんが一つも文句を言わなかったから、あの、なんとかって人と結婚するだけだと思うわ」

「私の彼氏のことをおばあちゃんがどう思うかなんて、大体どうして気にするの? おやすみのキスをするのは、おばあちゃんじゃないんだから」喉が詰まった。アイスクリームを飲み込むことができない。

トリッシュが、さっと用心深そうな目を向けた。「あなた、大丈夫なの——?」

「大丈夫」レックスは口についたアイスクリームを拭いた。

二人はしばらく黙って食べていたが、レックスは苛立って、コーヒーテーブルを蹴った。

「おばあちゃんが考えてることが、どうしてこんなに気になるのかな? 私たちってほんと、どうしようもないわ」

トリッシュはまだ食べている。「恐怖に洗脳されてるのよ」

「そうそう、自分が正しいって分かってるのに、反対できない。私たちって、どうしてこんなに臆病なのかな」レックスはもう一口、口に入れた。「あの人は四一キロしかないのよ。私たちだったらやっつけられるわ」

トリッシュはレックスの冗談を無視した。「四一キロより重いわよ」

「どういう意味? だってあの人は——」

「違う、本当に四一キロより重いの」

「ああ、そうか」レックスはアイスクリームを置き、鳴りそうで鳴らない電話を見つめた。「大丈夫、四ヶ月あるわ。いい人がきっと見つかるはず」

「結婚式の後でその彼を捨てたって、その頃までには新しいスポンサーが見つかるわよ、きっと」トリッシュはレックスの前でスプーンを揺らした。「どうしてそんなにイライラしてるの? バレーボールの知り合いか誰かにしとけばいいじゃない」

「分からない」レックスは腕を組み、ソファで丸くなった。「こういうことを強要されるのは大嫌いなの」

トリッシュは食べている途中で止まった。「まだ心の準備ができてないとか?」

「もちろん、できてるわ。カラスみたいに突っつかれるのが嫌なだけ。どうせだったら、自分のやり方でやるわ」

「どこが違うのよ。どっちにしろ、おばちゃんの要求通りになるのよ」

「私の人生をコントロールするのは私、おばあちゃんじゃない。マリコみたいに、トミオとかダイキとかハルオとか、日本人男性だったら誰でもいいからデートするなんてことはしない。デートをする心構えはできてるけど、私はバカじゃないの。私と出かける男性は、私の基準に合格しなきゃ」

「基準って、どうするつもり? 競走馬みたいに歯を見せてください、って頼むの? それか、財布の中身? ちょっとシャツを上げてくださいとか? 頭の後ろがハゲてませんかとか? それで、検査に合格しましたって?」

「バカ」レックスはトリッシュに枕を投げた。「違うわ。今ね、女性の聖書勉強会で、『エペソ人への手紙』を読んでるの。信仰のある男性の特徴がたくさんあって、私も自分のリストを作ってるのよ」

トリッシュは声を上げて笑った。「リスト? 『エペソ』のリスト? 千メートルぐらい長いリストなんでしょうね」

「違う、六つだけよ」

「六つだけ? 分かった。心拍数? 合格。字が読める? 合格。私が歩いている地面を拝む——」

「やめて、いいリストなのよ」指の上にチェックマークをつけた。「一つめ、バレーボールがとても、本当にとても上手じゃなきゃいけない」

「そんな人、たくさんいるじゃない。それが「『エペソ』に?」

「だって、私はその人に『服従』しなきゃいけないのよ——知ってる?『妻たちよ。主に従うように、自分の夫に従いなさい』って——バレーボールで私に勝てない人には服従しないわ。二つめ、身体的な魅力があること。完全な『一致』っていう問題よ。その人と実際に『一つ』になりたい、って思えなきゃいけないの」

トリッシュは思わず噴き出した。

「ちょっと、汚いじゃない! アイスクリームがいっぱい飛んでるわ」

「ごめん」トリッシュは口を覆った。

「三つめ、クリスチャンであること」

「それが三つめ? 優先度はあまり高くないのね、ふーん」トリッシュは、レックスのあばら骨のあたりをつついた。

「あの……別に優先度の順じゃないんだけどね。四つめ、安定した、いい仕事を持ってること」

「金持ちじゃなきゃダメだって、使徒のパウロさんはどこで言ってたっけ?」

「お金持ちってことじゃないの。だけど、「『エペソ人への手紙』では、男性は自分の体を大事にするのと同じぐらい妻を愛するべきだ、って書いてあるでしょ。ってことは、私のボーイフレンド——つまり将来の夫——は、私を養うのに十分なお金を持っているべきでしょ? 五つめ、誠実であること。浮気や不倫なんていうのは、絶対ダメ」

「それも「『エペソ』? 私ももっと聖書を読まなきゃ」

「六つめ、私に嘘をつかないこと。『あなた方は偽りを捨て、それぞれ隣人に対して真実を語りなさい』って書いてあるでしょ?」

「彼が嘘をついてるかどうか、どうすれば分かるの?」

「うーん」レックスは足をコーヒーテーブルから下ろした。

「そうだよね、嘘をつかないことを願うわ。どちらにしても、私を操ろうとしたり、騙そうとするのはダメ。それで、どう思う?」

トリッシュは肩をすくめた。「いいんじゃない、実行可能だと思うわよ」

「慎重になりたいだけなの、分かるでしょ?」

「もちろん、分かる」トリッシュは空になった容器を置いた。「じゃあ、コンドミニアム探しはどうなるの?」

「考えてみて。家っていうのは独立宣言みたいなものよ。だけど家族にとっては、公然とおばあちゃんに逆らうのは独立とは言えない。投資だと考えられるから、受け入れてもらえる独立なのよ」

「あーあ、なるほどね」

「宣言しなくちゃ。たとえボーイフレンドと一緒にマリコの結婚式に行ったとしても、完全に言いなりになってるわけじゃないことを、おばあちゃんに分からせないと」

「おばあちゃんはモンスターじゃないんだけどね」

「あなたはいいわよ。大事なことについて、おばあちゃんから脅されたことがないんだから」

「実際、この前の夜も親切だったしね」

「ええっ? 何のこと?」

「新しいボーイフレンドを紹介したのよ」

「で、今週の流行りは?」

「うるさい」トリッシュは舌をペロッと出して、新しい男の子のことを話すときによくするように、クスッと笑った。「先週ね、佐古寿司でランチをした時に会ったの。ウェイターなのよ。新しいお箸を持ってきてくれてさ」トリッシュは頬にえくぼを作った。「そんで、おばあちゃんには日本語で話すの」

「すごい!」トリッシュにハイタッチをした。「おばちゃんが気に入るはずね」

「言っとくけど、おばあちゃんには気に入られた方が便利よ。ボーイフレンドを見つけなさい」

「そうね、明日から会社で行動開始よ。同僚が、誰か知ってるかもしれないし」

***

電子書籍
アメリカKindle
日本Kindle
Apple Books
Kobo/Rakuten
Google Play
印刷本
アメリカAmazon
日本Amazon

Comments

Popular Posts

Bethany House Publishers Cover Survey Invitation

Captain's Log, Supplemental I just got this from Bethany House Publishers: Hello Reader, We at Bethany House Publishers appreciate our readers opinions about the books we publish. Occasionally, we seek your input about upcoming products. Currently, we are conducting a survey about the cover image for an upcoming novel. For your time, we are offering a giveaway in conjunction with this survey. You will be able to choose from ten recent Bethany House novels, and there will be ten winners. Winners will be notified within two weeks. Click here to take the survey, which should take about 10 minutes to complete. Thank you for your participation, and feel free to forward this email on to your friends or link the survey on your website. The survey will be available through Monday, September 17. Thanks for your time and your opinions. We value your feedback. Sincerely, Jim Hart Internet Marketing Manager Bethany House Publishers

No Cold Bums toilet seat cover

Captain's Log, Stardate 08.22.2008 I actually wrote out my pattern! I was getting a lot of hits on my infamous toilet seat cover , and I wanted to make a new one with “improvements,” so I paid attention and wrote things down as I made the new one. This was originally based off the Potty Mouth toilet cover , but I altered it to fit over the seat instead of the lid. Yarn: any worsted weight yarn, about 120 yards (this is a really tight number, I used exactly 118 yards. My suggestion is to make sure you have about 130 yards.) I suggest using acrylic yarn because you’re going to be washing this often. Needle: I used US 8, but you can use whatever needle size is recommended by the yarn you’re using. Gauge: Not that important. Mine was 4 sts/1 inch in garter stitch. 6 buttons (I used some leftover shell buttons I had in my stash) tapestry needle Crochet hook (optional) Cover: Using a provisional cast on, cast on 12 stitches. Work in garter st until liner measures

Toilet seat cover

Captain’s Log, Supplemental Update August 2008: I wrote up the pattern for this with "improvements"! Here's the link to my No Cold Bums toilet seat cover ! Okay, remember a few days ago I was complaining about the cold toilet seat in my bathroom? Well, I decided to knit a seat cover. Not a lid cover, but a seat cover. I went online and couldn’t find anything for the seat, just one pattern for the lid by Feminitz.com . However, I took her pattern for the inside edge of the lid cover and modified it to make a seat cover. Here it is! It’s really ugly stitch-wise because originally I made it too small and had to extend it a couple inches on each side. I figured I’d be the one staring at it, so who cared if the extension wasn’t perfectly invisible? I used acrylic yarn since, well, that’s what I had, and also because it’s easy to wash. I’ll probably have to wash this cover every week or so, but it’s easy to take off—I made ties which you can see near the back of the seat. And

「戌年」連載小説 第8章

キャミー・タング著「戌年」連載小説 プロのドッグトレーナーであるマリ・ムトウは、厄年を迎えている。 犬小屋と訓練所の改築をしながら、いつも不服そうにしている家族と同居することになった。母と姉に言わせれば、犬の毛とよだれかけにまみれる仕事は、家族にとって恥ずべきものだという。彼女は元カレを説得し、数ヶ月間犬を預かってもらうことにした。しかし、彼の兄は、数週間前に彼女が誤って車に追突した、怒り狂ったセキュリティ専門家であることが判明する。 アシュウィン・ケイトウは十分な問題を抱えている。叔母が玄関先に現れ、同居を希望している。彼は彼女にすべてを借りているので、断ることができません。母親が家を出て行った後、ネルおばさんはアシュウィンと弟を引き取り、愛のあるキリスト教の家庭で育てた。しかも、弟のダスティもアパートを追い出され、居場所を求めている。しかし、彼は犬を飼っている。そして、その犬の飼い主は誰だと思いますか? しかし、旧友でオアフ島のノースショアでデイスパを経営する私立探偵のエディサ・ゲレロから依頼を受ける。マリの施設で奇妙な破壊行為があり、3年前に失踪したエディサの妹の財布を発見する。エディサはマリが危険な目に遭っているのではと心配する。警備の専門家であるアシュウィンがすでにマリを知っていることを知ったエディサは、忙しい若い女性を密かに監視することを彼に依頼する。 アシュウィンは、活発でのんびりとしたドッグトレーナーに不本意ながら惹かれていく。彼女は、幸せそうな母親を思い出させる。その母親の裏切りによって、彼は人と距離を置くようになったのだ。マリは、アシュウィンの冷たい外見を見抜き、彼が家族に忠実な男であることを認める。彼は、彼女のキャリア選択を批判するだけの母親や姉とは違う。 マリのバラバラな家庭とアシュウィンのバラバラな家庭の中で、過去を隠そうとする人たちから、彼らの周りに危険が迫ってくるようになる。彼らは、影で動く秘密に光を当てることができるのか? 過去に発表されたパートへのリンクはこちら。 *** 第8章 - 恐ろしくも真っ白な不動産書類 『みんな仲良くできないのかな?』 マリは無用に力を込めて箱に本を投げ入れた。最近、なぜ彼女は人生の中で全員と言い争いをしているのだろう?もしかすると、これは本当に悪いアイデア

Matthew 11:28-30

Matthew 11:28-30 Dear God, Thank you so much that we can come to you for help and rest. Help us to learn from you so that all we do is for you. Thank you for helping us with our burdens and that you ask so little in return. In you we can truly find rest in the midst of troubles and worries. Amen マタイによる福音書11章28-30節 親愛なる神よ、 私たちがあなたに助けを求め、休むことができることを心から感謝します。私たちのすることがすべてあなたのためになるように、あなたから学ぶことができるようにしてください。私たちの重荷を助けてくださりありがとうございます。あなたのおかげで、私たちは悩みや心配の中にあっても、心から安らぎを見出すことができるのです。 アーメン

Save the Date - Camy's Patreon launch

My Patreon will launch in 2 weeks! I took all the results of the poll and I have hopefully created fun and appealing tiers. About my Patreon: I'm trying something new for the next 6-7 months. If it works, I'll continue, but if I end up not liking it, I'll stop it in September or October. I will be starting a monthly subscription membership on a new Patreon account. I will be posting the chapters of my current book ( Lady Wynwood’s Spies, volume 7 ) so you can read ahead of when the ebook will be edited and published. My current plan is to post 1-2 chapters weekly. One reason I’m switching things up is that I want to get closer to my readers and build a tighter, more intimate community with you. You can comment on each chapter of my book, give a reaction, ask a question, or even correct mistakes. My books will become a dialogue with you. If you subscribe to my Patreon, you'll be charged monthly and have access to all the benefits for the tier you subscribe to. Th

I GOT A 3-BOOK CONTRACT WITH ZONDERVAN!

Captain's Log, Supplemental My agent called me today with the great news! Zondervan has contracted me for another three books! Right now, they’re all stand alone books—not a series. The first book is slated to release May 2010 and is tentatively titled The Year of the Dog (they’ll probably change it). It’s a women’s contemporary novel. Here’s the back cover blurb from my proposal: Tessa Ota, a professional dog trainer, is having a bad year. While moving ahead with renovation plans for her new dog kenneling and training facility, Tessa needs to move in with her disapproving mother and her antagonist sister. She convinces her ex-boyfriend to take her dog for a few months … but discovers that his brother is the irate engineer whose car she rammed a few weeks earlier. Charles Bretton has enough problems. His mama has just shown up on his doorstep all the way from Louisiana, and his brother has to move in with him after being kicked out of his apartment—with a dog in tow. And guess who

Tabi socks, part deux

Captain's Log, Stardate 07.25.2008 (If you're on Ravelry, friend me! I'm camytang.) I made tabi socks again! (At the bottom of the pattern is the calculation for the toe split if you're not using the same weight yarn that I did for this pattern (fingering). I also give an example from when I used worsted weight yarn with this pattern.) I used Opal yarn, Petticoat colorway. It’s a finer yarn than my last pair of tabi socks, so I altered the pattern a bit. Okay, so here’s my first foray into giving a knitting pattern. Camy’s top-down Tabi Socks I’m assuming you already know the basics of knitting socks. If you’re a beginner, here are some great tutorials: Socks 101 How to Knit Socks The Sock Knitter’s Companion A video of turning the heel Sock Knitting Tips Yarn: I have used both fingering weight and worsted weight yarn with this pattern. You just change the number of cast on stitches according to your gauge and the circumference of your ankle. Th

ICRS, part 4

Captain’s Log, Stardate 07.18.2006 Blog book giveaway: My Thursday book giveaway is TANGLED MEMORIES by Marta Perry . My Monday book giveaway is DIVINE STORIES OF THE YAHWEH SISTERHOOD edited by Michelle Medlock Adams and Gena Maselli . You can still enter both giveaways. Just post a comment on each of those blog posts. On Thursday, I'll draw the winner for TANGLED MEMORIES and post the title for another book I'm giving away. ICRS, part 4 (continued from part 3 ): My dear friend and writing mentor Sharon Hinck writes for Bethany House, owned by Baker Publishing, and she invited me to the Baker dinner as her “date.” Yes, in my other life, I am an escort service. Sharon, on the other hand, insists I was snuck in as a Zondervan spy. Due to my infamous sieve-head, I forgot Sharon's hotel and so I didn’t meet her to get a ride to the dinner. Instead, I paid an exhorbitant amount to catch a taxi to the Denver Center for Performing Arts. After wandering around the massive place

Movie review - Reign of Fire

Captain's Log, Stardate 06.10.2008 I just saw the movie Reign of Fire . Originally I wanted to see it because: (a) dragons (b) Matthew McConaughey (c) Gerard Butler (d) Christian Bale See, I have my priorities straight. :) It’s an Apocalyptic speculative fiction movie, and I was very surprised at how solid the storyline was. It had a great premise—dragons are real, and in fact feed on the ash from burnt organic material. They are the ones who destroyed the dinosaurs and caused the first ice age. When they started to starve from burning the earth up, they went into hibernation under the ground until the earth recovered. The movie opens in present day London, where a boy’s mother is in charge of an underground tunneling project. They hit a pocket and awaken the first dragon. Over the years, the dragons overran humanity until only a few small communities live scattered over the world, trying to survive. Then Matthew McConaughey comes, an American ex-military leader, who knows how to k